NSPの現在。メンバーは何してる?「夕暮れ時はさびしそう」の誕生秘話は?
2017/07/27
出典:〔amazon〕プラチナムベスト NSP BesTouch(UHQCD)
NSPの現在のメンバーの状況などを掘り下げて書いて行きます。
プロフィール
- グループ名 NSP
- 活動年 1972年~1987年,2002年
- カテゴリー フォークグループ
メンバー
- 天野滋 ギター、ボーカル
- 中村貴之 ギター、ボーカル
- 平賀和人 ベース、ボーカル
現在。メンバーは何してる?「夕暮れ時はさびしそう」の誕生秘話は?
NSPのメンバー天野滋さんは、2005年7月1日脳内出血のため他界しました。がんが脳に転移し、それにより視野が狭くなるなどの症状が出現する中、2005年3月12日渋谷公会堂でNSPのラストライブに参加していました。がんは公表されておらず、ファンは知らないままのラストライブとなりました。
続いてはギターボーカル中村貴之さんの現在に触れて行きます。現在はふきのとうのメンバー細坪基佳、NSPのメンバー平賀和人さんと共にスリーハンサムズを結成しており、現在も活動継続中です。その他ソロライブを行うなど、忙しい活動状況となっているようです。
最後にボーカル、ベースの平賀和人さんの現在は、1980年代グループ活動休止時から、NSPの所属していたレコード会社ポニーキャニオンにディレクターとして入社し、平松愛理やゴーバンズを担当し、ヒットに導きました。
その後、スリーハンサムズの活動に加えポニーキャニオンの楽天市場内店舗の店長を務めています。NSPの復活については天野滋さんの他界により復活の可能性はきわめて低くなってしまいました。
現在NSPのホームページはありますが、ファンクラブも活動休止し今後は新作のリリースもないと思われます。しかし、残ったメンバー2人がポプコン関連のイベントに出演する可能性は高いのでその時にNSPの楽曲が聴けるかもしれません。
続いてはNSPのヒット曲『夕暮れ時はさびしそう』について書いていきます。作詞、作曲は天野滋さん、1974年7月10日にリリースされた4枚目のシングルレコードです。オリコン最高位11位のグループ最大のヒット曲となりました。
メンバーの平賀和人さんの話では、天野滋さんが凄い曲が出来たというのでギターを弾いて聴かせてくれたようです。しかし、初めて聴いたときの印象はお経みたいな歌で笑ってしまったと言います。
今考えればラップの走りだったのではないかと当時を振り返っています。聴いた個人的な感想ではギターをつま弾きながら歌い、その後ろでオカリナが鳴っているので旅情感と夕暮れ時の寂しさを上手くブレンドしたアレンジに仕上がっています。
また、初めて聴いたときはお経の様だったと言う話ですがあまりその様な感じはなかったです。どちらかというと正当派フォークソングの一曲だなそんな感じを受けました。その後NSPは沢山の名曲を生み出していきました。
しかしヤマハのポプコン出身者という事から考えても、楽曲のレベルは相当高いのかもしれないなそんな事を考えてしまいました。NSPのグループ名は正式にはニューサディスティックを縮めた物です。
ピンクフロイドに憧れて、NSPを組んだようですから本来ならハードロック路線へと進んで行くはずです。しかし、行き着いた場所は叙情派フォークでした。レコード会社の戦略なのか?それとも本人達が紡いだ楽曲がそう言った方向なのかは不明です。
まとめ
天野滋さんが亡くならなければ、恐らく今でもグループは存続していた可能性があります。というのも天野滋さんがNSPの楽曲の殆どを作り出しているために、言わば心臓部であったことは間違いありません。かといって追加メンバーを招集することも違いますし何より歌声が変わったNSPはファンが欲しいグループではないからでしょう?
しかしながら、フォーク関連のライブが多く開催されておりお互いに懐かしみながらステージに上がりライブ活動をしているようです。今後年代が進んでもフォークソングは色あせないのである一定のファン層はいると感じました。