小坂忠の現在。ライブ活動は?「しらけちまうぜ」「ほうろう」「ありがとう」の誕生秘話は?
出典:〔amazon〕ほうろう 40th Anniversary Package
今回はフォークシンガーの小坂忠さんを掘り下げて行きます。
プロフィール
- 氏名 小坂忠
- 生年月日 1948年7月8日
- 出身地 埼玉県 志木市
- カテゴリー 歌手
現在。ライブ活動は?「しらけちまうぜ」「ほうろう」「ありがとう」の誕生秘話は?
様々なバンドに所属した後、現在はソロで活動をしています。しかし今年は体調不良のためライブをキャンセルすることが続いてしまい、年齢的にも色々と疲れや病魔が襲ってくる時期なのかもしれませんね。
本人が書いているブログ記事を見ると、9月下旬まで入院しリハビリを行っていたようです。
新作については去年2016年の9月に、小坂忠「Chu Kosaka Covers」をリリースしてその後は病気との闘いを続けていました。続いてはライブについてです。直近決まっている物は以下の通りです。
(以下http://www.chu-kosaka.com/event/index.phpより引用)
12月15日(金)村井邦彦作曲活動50周年記念~「LA meets TOKYO」に出演(12/15)
日本カバヤ・オハヨー presents 村井邦彦 作曲活動50周年記念コンサート「LA meets TOKYO」
- ◎日程 2017年12月15日(金)
- ◎会場 Bunkamuraオーチャードホール(〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
- ◎時間 開場18:00/開演18:30/終演21:00 予定
- ◎料金 全席指定 12,000(税込)未就学児童入場不可
◇出演アーティスト(50音順)
生田絵梨花/Asiah/海宝直人/川久保賜紀/小坂忠/サラ・オレイン/Tierney Sutton
Tierney Sutton Band(Christian Jacob/Kevin Axt/Ray Brinker)
tekkan/浜口茂外也/Jorge Calandrelli/三浦一馬/村井邦彦/山田姉妹/吉田美奈子
オーケストラ:東京ニューシティ管弦楽団
コーラス:洗足学園音楽大学 ミュージカルコース
総合プロデューサー:村井邦彦
指揮・オーケストラ編曲:ホルヘ・カランドレリ/クリスチャン・ジャコブ
- 主催:ニッポン放送/TOKYO FM/ホットスタッフ・プロモーション
- 特別協賛:日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社
- 協賛:東急ホテルズ
- 協力:ソニーミュージック・ダイレクト/アルファ・ミュージック
- 企画:スタジオテイクワン
- 制作/招聘:ホットスタッフ・プロモーション/オフィス・ダァグ
続いては、小坂忠さんの楽曲「しらけちまうぜ」「ほうろう」「ありがとう」についてきていきます。「しらけちまうぜ」は作詞松本隆 作曲 細野晴臣、リリースは1975年のシングルです。
日本の当時の音楽としては、新しいロック&ブルースを基調とした革新的な音楽と言われているほどです。また、作詞が後にアイドルソングを沢山世の中に送り出す松本隆、作曲はYMO等で活躍し、今も新作をリリースし続けている細野晴臣というゴールデンコンビの曲です。
続いては、小坂忠さんのデビューシングル「ありがとう」について書いていきます。この曲は作詞/作曲細野晴臣、活動期間1年で終ってしまったエイプリルフールズというバンドで一緒に活動していたためその繋がりで完成したアルバムであり、デビューシングルであります。
曲の基調はフォークギターをフューチャーしているため、この曲を聞いて小坂忠=フォーク歌手というイメージを持った人もいるかもしれませんが、これについては小坂忠さん本人もネットメディアのインタビューでこう答えています。
(以下http://musicshelf.jp/pickup/id24905/より引用)
そこで初めに出したのがソロとしてのファースト・アルバム『ありがとう』(1971年)。“和製ジェームス・テイラー”というような評価をされたわけですが、そういうフォーク的なものが自分のスタイルだというふうには……。
思ってなかったですね。『ありがとう』を出したとき、アコースティック・ギターがメインになっているサウンドだからということでフォーク扱いされたんですけど、それが僕としては全然納得いかなかった。オレがやってるのはフォークじゃないんだけど、って気持ちがあってね。
──もっとモダンなものをやっている意識だった。
うん。だって、ジェームス・テイラーだってフォークって感じではないじゃないですか。あの人もオリジナル・フライング・マシーンってバンドをやってて、それからソロを出したでしょ。彼もフォーク・シンガーという意識でやってたとは、僕は思えない。日本は特に、アコースティック・ギターを使えばみんなフォークと呼ばれる傾向が強かったけど、それが僕はすごく嫌だったんですよ。そしたら当時の「ニューミュージック・マガジン」のフォークのランクで僕のアルバムが2位になってて。“日本のフォークねぇ……”って、そういう感じでした。
モダンな音楽をやりたいと思っていた小坂忠さんと世間のイメージは少し違って戸惑っていたようですね。続いては最後に「ほんろう」について書いていきます。この曲はフォークソングをイメージした物とは違って、ブルースとロックを基調とした楽曲となっています。
やはり自分はフォークシンガーではないという、意思表示のような物を感じてしまいますね。本人もこのアルバムについては一区切りが付いたとインタビューで語っていました。
フォークソングは、単なるエッセンスの1つだったのかもしれません。
まとめ
小坂忠さんを今回掘り下げてみました。色々なところへぶつかりながら音楽を模索したそんな印象がありますね。今後どの様な活動をするか楽しみです。