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ガロの現在と名曲「学生街の喫茶店ガロ」の誕生秘話は?

2017/08/15


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出典:〔amazon〕ガロ ベスト DQCL-1159

ガロというと『学生街の喫茶店』代名詞ですが、この曲はどの様にして誕生したのか?また、当時のメンバーはどうしているのかなどを掘り下げて書いて行きます。

プロフィール

  • グループ名 ガロ
  • 活動期間 1970年~1976年
  • メンバー  大野真澄、日高富明、堀内護

現在と名曲「学生街の喫茶店ガロ」の誕生秘話は?

ガロのメンバーで現在生きているのは、ボーカルを大野真澄氏のみです。堀内護さんは2014年12月9日胃がんのため死去されました。また、日高富明氏は1986年肝臓を壊してそれを苦にして自殺したと報じられています。

では現在も生きている大野真澄氏はどういった活動を続けているのでしょうか?実は現在も歌手として活動を継続中で、メディアにも露出しています。また、今年2016年もディナーショーを開催する予定のようです。

また、ボーカルだけ残っていることが幸いし、同じ時代にヒットした歌手とコラボしなごみーずと言うグループにも参加しています。大野真澄さん自身の新曲は2009年にリリースして以降新たな活動を行なっていないようです。

続いてはガロの代表曲である『学生街の喫茶店』について書いていきます。この曲の作詞は山上路夫氏代表作、トワエモアの『或る日突然』、小柳ルミ子さんの『瀬戸の花嫁』など昭和歌謡の作詞家の代表格です。

作曲はすぎやまこういち、この人についてはあまり説明の必要が無いと思えるほどです。

と言うのもゲームが発売されてから今年30年を迎えたドラゴンクエストのゲーム音楽を作曲したことで有名です。


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さて、この二人が作った作品ですが、歌詞の内容は学生時代を過ぎ就職していくまでの男女の心の移り変わりを歌にしたものです。作詞家の山上氏が学生時代を過ごした経験があまりないのです。と言うのも幼少期からぜんそくに苦しみながら過ごし闘病の日々であまり良い青春時代とは言えず一言で言うと恵まれなかったという事です。

つまり学生時代をまともに過せない山上氏の憧れから生まれた歌という事です。また、この曲のコンセプトは1964年にヒットしたドレミの歌の作詞でお馴染みのペギー葉山さんが歌った『学生時代』の70年代版を作ろうという物だったようです。

この曲は元々レコード盤のB面曲として収録されており、後にじわりじわりと人気が上がり初め、改めてシングルレコードとして発売した物でした。結果的には100万枚を超える大ヒットとなりました。

因みにアレンジャーとして参加していたのはルパン三世のテーマソングを作曲した大野克夫さんでした。当時はすぎやまこういちさんと二人でグループサウンズの楽曲を数多く世間に送り出していたようです。

まとめ

70年代の音楽は、今ほどバリエーション多くなかった物のしっかりとしたメッセージソングが沢山あったような気がしますね。そしてその状況が聴いている人に染みこんで来るという物です。

歌と生活がもっと密着していたことも確かかもしれません。現代の音楽には歌と生活が密着している物というのは少し少ないかもしれませんし、曲は良いけど歌詞は入ってこないと言う楽曲が多いのかもしれません。

物質的に満たされていないときほど、その衝動を歌に託し表現し伝えたいのかもしれません。今の時代では音楽が儲かる商売であると見せかけることが出来たので音楽で売れれば儲かるという図式が出来てしまったようです。

そのため売れることを意識した楽曲が溢れ、思いはその後ろに隠れてしまいヒットしても世代を超えることが出来ないのかもしれません。また、音楽はダウンロード等で手軽に買えるようになったため存在感が薄くなったことも悲しい物です

またメンバー3人のうち2人が亡くなってしまったのでガロ完全復活というわけにはいきませんが、『学生街の喫茶店』をオリジナルで歌える人は大野真澄氏しかいないと言う事実は動かないので体を大切にして長く歌い続けてほしいものです。

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