バンド ジャックスの現在。メンバーは何してる?バンドとしての評価や「からっぽの世界」の誕生秘話は?
伝説のバンドジャックスを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- バンド名 ジャックス
- 活動期間 1965年~1969年
- カテゴリー バンド
現在。メンバーは何してる?バンドとしての評価や「からっぽの世界」の誕生秘話は?
ジャックスの現在については解散しています。理由については売れなかったことが解散理由です。その後再結成などの動きは一切行われていません。ここからはメンバーは何をしてるかについて書いていきます。
メンバー
ボーカル 早川義夫
バンドを解散した後は、ソロアーティストに転身し活動を継続しています。アルバム8枚、シングル3枚、映像作品3作をリリースしています。2018年に鎌倉にてライブを行いその後再び音楽活動を休止しています。
また、その活躍は音楽だけに留まらず書籍もリリースされており多彩な才能の持ち主である事を示しています。
ベース 谷野ひとし
水橋春夫グループに参加していましたが、現在の活動状況は不明です。
ドラム 木田高介
バンド解散後は編曲家に転身し、ドラムの他、サックス、フルート、ヴィブラフォン、ベース、パーカッション、ピアノ、をこなすマルチプレイヤーです。しかし、1980年車の運転中に事故を起こし不慮の死を遂げています。
ドラム 角田ひろ
現在もソロアーティストとして活動をしています。お馴染みメリージェーンのヒットと共に情報番組などでコメンテーターとして活動している時期もあった。近年はテレビ出演するとメリージェーンを歌う機会が多くなっています。
また、芸名をつのだ☆ひろとしているため、ジャックスのドラマーとして結び付かないという人もいるかもしれません。歌手としてシングルを沢山リリースしていますが、メリージェーンを超える名曲には出逢っていないようです。
旧メンバー
松原絵里
ジャックスの前身バンドナイチンゲールのメンバーであり、メジャーデビュー前に脱退しています。
高橋末広
ナイチンゲールのメンバーであり、ジャックスの初期メンバーでもありますが、途中で脱退しています。
ギター 水橋春夫
途中からジャックスに加入、自身の名前を付けたグループを結成し活動していました。2018年に他界しました。
ここからはバンドとしての評価を書いていきます。1970年代にインディーズブームが訪れ、そのブームの最中影響を受けたバンドについて聞くとジャックスの名前が挙がり、再評価に繋がったと言われています。
しかしながら、再評価の気運が高まる物の、当時既にジャックスは解散しており、挙げ句の果てに作品はすべて廃盤のため手に入れることが出来ませんでしたが、その後当時の所属レコード会社東芝が重い腰を上げてベスト盤をリリースする運びになりましたが、複雑な権利関係が絡み合っており、発売できない音源も存在しました。
解散から20年後、インディーズのレコード会社Solid Recordsが東芝やからっぽの世界のライブ音源を使用していたニッポン放送と交渉を重ね、権利関係を解決しジャックスの音源が再び日の目を見る形になっています。
それもあり、現在ではジャックスの音楽性は高いと再評価されています。続いてはジャックスの楽曲「からっぽの世界」について書いて行きます。この曲はジャックスにとってデビュー曲であり、歌を聞くとびっくりするほど暗い曲で、響く人には響く曲というイメージですね。
まとめ
今回ジャックスを取り上げましたが、活動期間が少し短いことに驚きましたし、解散理由はズバリ売れなかったからという潔さが良いと感じました。また、ジャックスの楽曲については色々な権利関係が絡んでいて音源を表に出すことが出来なかったという大人の事情はなんとなく理解出来ますね。
例えば、現代でもドラマや映画ライブ音源、スタジオレコーディング物でもなぜに新たなフォーマットでリリースされないのかと言えば、それは権利関係がはっきりしていないためリリースへと話が着地出来ないからリリース出来ないのです。
それが出来れば良いのですが、既に権利を持っている会社が倒産したりしているとそこで頓挫してしまうと言うことが良くあります。ジャックスも権利関係がどこにあるのか解らなくなったためリリースされていない音源を正式に聞くまで20年も掛っているという途方もない時間を要したものだと感じてしまいます。