ペドロ&カプリシャスの現在。メンバーと歴代ボーカルはどうしてる?「別れの朝」の誕生秘話は?
2017/08/10
出典:〔amazon〕別れの朝
ペドロ&カプリシャスというと、昔のグループというイメージを持つ人も少なくありません。現在はどうしているのか?メンバーは等を掘り下げて書いて行きます。
プロフィール
- グループ名 ペドロ&カプリシャス
- 結成年 1971年
(2017年現在)メンバー ボーカル 桜井美香
- パーカッション ペトロ梅村(リーダー)
- ベース 北原実
- サックス Uko
- ドラム 坪根剛介
- ギター 佐藤誠
- ピアノ 岡田げん
- 所属レコード会社 テイチクレコード
- カテゴリー ラテングループ
現在。メンバーと歴代ボーカルはどうしてる?「別れの朝」の誕生秘話は?
2017年現在もペドロ&カプリシャスの活動は、継続しています。しかしながら現在ライブ等の活動は発表されていません。シングルCDは2004年にリリースした。『Oh Baby love/ 願い』、アルバム『CADENA』の後は新作はありません。
現在は次への活動準備を行っている最中かも知れません。ここからは、歴代ボーカルについて書いて行きます。メンバーについては入れ替わりが激しいので、2017年現在のメンバーを取り上げて掲載しました。
ペドロ&カプリシャス歴代ボーカル
初代 前野耀子
ペドロ&カプリシャスの初代ボーカリスト、1971年から参加、シングル4枚を歌唱する。この中には後に取り上げる、別れの朝も含まれています。経歴は元宝塚歌劇団に在籍しており、西丘有理の芸名で活動していました。
1973年に、ペドロ&カプリシャスを脱退原因は、前野耀子が倒れたと報道されてそれが引き金となり、脱退したのではないかと考えられています。その後はお酒が好きでアルコール依存症を発症し、闘病しながらの歌手活動を余儀なくされました。
1989年心不全のため40歳の若さで他界しました。
二代目 高橋まり(現在 高橋真梨子)
ペドロ&カプリシャスには、1972年から1978年まで在籍因みに、高橋真理子さんにとってはこのグループに参加することが歌手デビューのきっかけとなりました。高橋真梨子さん在籍時は黄金時代かもしれません。
今でも歌い継がれる、『ジョニィへの伝言』、『五番街のマリー』の代表曲を歌唱しました。ロングヒットを記録し、紅白歌合戦にも出場しました。グループ脱退後はソロ歌手に転身しました。
転身以後は、For you,桃色吐息、はがゆい唇、ごめんね。等のヒット曲を生み出し現在もライブチケットが取ることが困難なボーカリストの一人でもあり、ニューヨークのカーネギーホールでもライブを開催経験もあります。
因みに、夫であるヘンリー広瀬さんとはペドロ&カプリシャスの頃からの知り合いで音楽仲間として過ごしていましたが、現在は高橋真梨子さんの音楽プロデューサーでもあります。
三代目 松平直子
1978年から2011年までボーカリストとして在籍、徐々にソロ活動にも力を入れ始め『おジャ魔女どれみ』や『マーマレードボーイ』等のアニソンコンピレーションアルバムにも参加しました。
正式脱退した2011年以降は、ナラダ・マイケル・ウォルデンと共演し同時にプロデューサーとして迎え『TATTOO』をリリースしました。現在もソロ歌手として活動しており、ライブ活動も精力的に熟しています。
四代目 桂木佐和
1982年リリースのシングル盤「夜明けの星たち」の桂木佐和 with ペドロ&カプリシャス、1983年リリースのアルバム「SUN PATIO」の2作は桂木佐和さんが四代目ボーカルとして参加されています。
※当初四代目ボーカルはいないという記述をしましたが、読者の方から詳細な情報をいただきましたので訂正いたします。
五代目 桜井美香
2011年の秋から、メインボーカルとして加入し現在もグループに在籍しています。
続いてはペドロ&カプリシャスの楽曲『別れの朝』について書いていきます。この曲はオーストラリアの歌手、ウド・ユルゲンスの歌『夕映えの二人』をなかにし礼さんが訳詞を担当し、別れの朝というタイトルになりました。
なかにし礼さんは作詞家としても有名ですが、訳詞も数多く担当しており様々な楽曲を手がけています。また、この曲の本来の内容となかにし礼さんの訳詞がかなり異なった内容となっているようです。
訳詞は、勿論訳して作詞するパターンもありますが、メロディーに日本語で歌詞を乗せるため異なるケースもあり、全然違う物に仕上がるエポックメイキングが起こる事があります。
まとめ
ボーカルを変えてもグループの活動を継続するのは、かなり勇気が要りますね。ボーカルの声が変わるとその前まで行ってきた活動が、全てやり直しとなるためにかなりリスクを背負う状態となるためです。
しかし、音楽関係の場合はバンドとして生き残っていくために楽器をチェンジしたりボーカリストを変更するなんて事は日常茶飯事で行われています。メジャーデビューまでこぎ着けるとそう言ったケースは極端に少なくなります。
ペドロ&カプリシャスは、音楽的にまだ攻め入っていない領域があるのではないかと攻め続けている印象があります。そうでないとボーカルを変えてまでグループ継続をしないと思います。
因みに、後ろのバンドメンバーもめまぐるしく替わっています。