もとまろの現在。その後メンバーは活動してる?「サルビアの花」の誕生秘話は?
2018/05/13
出典:〔amazon〕僕たちの青春ポップスVOL.1スーパー・ベスト DQCL-1168(サルビアの花収録)
女性3人組、もとまろを今回は掘り下げて行きます。
プロフィール
- グループ名 もとまろ
- カテゴリー フォークグループ
メンバー
- 海野圭子
- 山田真珠美
- 織間千佳子
現在。その後メンバーは活動してる?「サルビアの花」の誕生秘話は?
現在もとまろは活動していません。青山学院高等部に在学中に、TBS『ヤング720』の番組スタッフに、番組内のコーナー『フォークグループ勝ちぬき歌合戦』に出場することを進められて、出場し5週勝ち抜き、レコードデビューを飾りました。
ところが本人達にプロになる気が無く、レコード一枚だけをリリースし、解散してしまいました。さてここからはメンバーの現在について書いていきます。海野圭子さんは現在結婚して、姓は松本となっておりエッセイストの玉村豊男さんのワイナリーで働いているようです。
続いては、山田真珠美さんはもとまろ解散後、1972年10月8日に開催された『第4回ポピュラーソングコンテスト』にびっくり箱のメンバーとして出場しカーニバルという曲を演奏しましたが、特に賞に絡むような事は無かったようです。
現在も音楽に携わっているかは不明です。最後に織間千佳子さんについては現在どの様な活動を行っているかは不明です。続いてはサルビアの花についてです。この曲ともとまろの関係は、上の項にも書いた『フォークグループ勝ちぬき歌合戦』で5週目に歌った曲でした。
4週目までは知っている曲があって、それでなんとか勝ち抜いてきましたが5週目に歌う歌がなく、メンバーの山田真珠美さんがこの曲を選んで歌唱しました。その後この時の演奏がニッポン放送の深夜番組『コッキーポップ』で流れ、リクエストが集まりレコードデビューにこぎ着ける事が出来た運命の曲です。
作詞は、相澤靖子、作曲、早川義夫。作詞の相沢さんと早川義夫さんは交友があり、早川義夫さんが再デビューした際にも、コメントを発表するほどで、現在も作詞家として活動しているかどうかは不明です。
作曲家の早川義夫さんは、ジャックスのリーダーであり、一時本屋を経営していたこともあります。この曲は、もとまろの他、オフコースやあみんなどにカバーされ、世代を超えた名曲となっています。
この曲の作詞内容については、男女の営みを表しているという説があります。サルビアの花をあなたの部屋に投げ入れたい、これはあなたと性行為がしたいという事を比喩表現として表しているという説があり、これ以外の新説は出てきてはいません。
女性の作詞家が書いた作品とは思えないほど、男女の営みを上手い表現技法を使って表したと思いました。いずれにしても女子高生がこの歌を歌う歌ではないような気がします。時代背景もありますが、今の時代の女子高生に重い歌が歌えるかどうかは解りませんよね。
まとめ
今の時代でも顔が表舞台にあまり出てこないまま、音楽活動を行う人はいてその人世の中に存在するのか?そんな事を疑いながら歌を聴いていたアーティストもいました。しかし、そういったアーティストほど興味をそそられてそのアーティストの音楽性にハマってしまう人もいるかもしれません。
もう一つ以外だったのがもとまろの3人がプロになる気が無く、レコード1枚で引退してしまったことです。レコードデビューと言われれば、普通は舞い上がって段々欲望が出てくるはずですが、それに惑わされずに学業を優先したことは良い選択だったと思います。
また、再結成の可能性についてもないかもしれません。既に新しい場所で生活をスタートさせているために、今更音楽活動をすると言うことは、あまり考えて居ない可能性が高いですね。
サルビアの花がヒットした当時もラジオがヒットの源でマスメディアには露出していなかったと思われます。恐らく出てしまうと色々と活動に差し障りがあると判断したからだと思います。