森田童子の現在。本名は? 「ぼくたちの失敗」「たとえばぼくが死んだら」の誕生秘話は?
出典:〔amazon〕GOOD BYE グッドバイ
1993年に、TBSドラマの高校教師の主題歌に使われ世間に広まった森田童子。しかし既にその時芸能界を引退しており、音楽活動をしていませんでした。今回はそんな森田童子さんを掘り下げます。
プロフィール
- 氏名 森田童子 (本名 非公表)
- 生年月日 1952年1月15日
- 活動年 1975年~1983年
- カテゴリー フォークソング
現在。本名は? 「ぼくたちの失敗」「たとえばぼくが死んだら」の誕生秘話は?
1983年に音楽活動を休止してからは、専業主婦として生活を送っており、1993年僕たちの失敗がヒットした際、復帰の誘いはいくつか行ったようですが本人が断って実現しませんでした。
また、2010年のインタビューでも復帰の可能性は無いとしているため、今後も表舞台に出演する可能性はあり得ないと言う事です。また本名についても公表はしていないので芸名しか世間的には知られていません。
復帰しない理由については、持病がある事と近しい人が亡くなってしまい、精神的なショックが大きく音楽と向き合うことが出来ないと語っています。やはり音楽を作り出す時、その時の自分の思いを音楽に乗せるためそれだけ精神的にも疲労します。
しかし、持病や精神的ショックを引きずっていれば、やはり音楽を作り出す事は難しいと思います。ここからは森田童子さんの楽曲、『ぼくたちの失敗』と『たとえばぼくが死んだら』について触れていきます。
『僕たちの失敗』は、森田童子のセカンドアルバム『マザースカイ』に収録されていた楽曲です。作詞・作曲は森田童子、1976年アルバムが発売された同年にシングルカットされました。
1993年に高校教師を書いた脚本家野島伸次とTBSのプロデューサーによりこの曲が主題歌として使われることが決まりました。当時高校教師というとドラマの中に教師が生徒を強姦するシーンや、近親相姦などかなり社会的にタブーな部分に触れた作品で放送する度に次回はどうなるのかと期待感を煽られて11話が放送され平均21%の視聴率を稼ぎ出してTBSドラマの中でも名作と言われています。
そんな今までのドラマの中で触れる事がなかった。社会的なタブーや人間的な俗物の部分を良い意味でも悪い意味でも盛り立てたように感じました。あの透明感のある声と歌詞。この歌詞については個人的な解釈があり、色々と感じるところや思うところは聞いた個人個人によってあるはずです。個人的な解釈としては過去を振り返る歌である。そんな捉え方をしています。
また、森田童子さんが歌い出したきっかけは親しい友人が亡くなって、それに対する個人的な思いを歌に込めたからだと言います。
そのため歌に出てくる主人公は、その友人を投影していると言われています。続いて『たとえばぼくが死んだら』について書いていきます。1980年アルバムラストワルツに収録されており、1993年に8㎝CDとしてリリースされました。
高校教師がヒットしたことにより、世間的に注目を浴び森田童子の作品がCDとして再発売されており、そのブームに乗る形でこの曲も日の目を見た曲と言えます。
まとめ
森田童子というと伝説のフォークシンガーと言う事でしか名前を知りませんでした。芸名である森田童子の童子は笛吹童子から来ていると言うことや、友人の死をきっかけに歌を歌い出すなどの自身の中からわき上がってきたもの愚直に形にした物です。
また、歌手活動を休止した理由は80年代に入り、ポップスが流行るようになると自分の居場所を見つけ出せずに音楽活動を休止したと言われています。確かに可愛いアイドルが歌う浮かれたポップスと人生の深みを説くフォークソングではどちらの方が伝わるかを考えたのかも知れません。
もう、CDやレコードでしか聞くことが出来ませんが、興味を持ったら是非に聞いて欲しいと思いますね。