松崎しげるの現在。歌手しての評価や声量は?「愛のメモリー」「ワンダフル・モーメント」の誕生秘話は?
黒フェスで最近また知名度が上昇し始めた松崎しげるさんを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- 芸名 松崎しげる ( 本名 松崎茂幸)
- 生年月日 1949年11月19日
- 出身地 東京都 江戸川区
- カテゴリー 歌手 俳優
- 活動開始 1970年
- 所属レコード会社 AGレーベル
- 所属事務所 オフィスウォーカー
現在。歌手しての評価や声量は?「愛のメモリー」「ワンダフル・モーメント」の誕生秘話は?
2015年から黒フェスがスタートしており、今年で5年目。2020年も9月6日に黒フェスを開催したばかりです。その他、新しい動きはまだ発表できないようです。しかしながらバラエティー番組や歌番組まで出演するフットワークの軽さがあるので色々なパブリックな部分に登場してくる可能性があります。
歌手としての評価は、後に紹介する「愛のメモリー」や「地平を駈ける獅子を見た」等があり、世間的にも歌手として認知されていると考えて良さそうです。紅白歌合戦には出場しました。歌手として複数の賞も受賞していますがレコード大賞の授賞はありません。
声量については、確かにあるというイメージです。きっと歌手特有の腹筋を使った腹式呼吸をとても上手く使っているという感じがあります。そのため年齢を重ねても声が出続けるという事だと考えられます。
年を取るとのどが劣化してくるので徐々に声が出ずに声が低くなっていくのが普通ですが、歌手の場合は普段から歌い続けているので、一般の人よりはのどの劣化が少なくてあまり変わらない可能性があります。
ここからは、松崎しげるさんの楽曲「愛のメモリー」「ワンダフル・モーメント」について書いて行きます。「愛のメモリー」1976年当時のビクターレコードのディレクターがスペインで歌謡祭があることを知り、楽曲制作を決意しました。
そこで白羽の矢が立ったのは、松崎しげるさんでした。また、ディレクターの意向でスケール感の大きい曲を作ることとなりました。スペインでの音楽祭では結果2位に入り込みましたが、日本に帰国してもその功績は響かずなんと「愛のメモリー」のデモテープを持って
売り込みを掛ける事態へと展開していきました。
しかし、それも上手く行かず難航していました。そんな中で大ヒットに結び付くCMディレクターと出会い、山口百恵、三浦友和が共演する江崎グリコのチョコレートのCMソングとして起用される運びとなりました。
因みに当初のタイトルは、「愛の微笑み」でしたが「愛のメモリー」へと変更になりました。
作詞のたかたかしさんは、万葉集の中の句からヒントを得て歌詞を書き、作曲の馬飼野康二さんはヘンリーマンシーニの『ひまわり』を参考にして作曲しました。
CMソングに使われたことで一気に世間に浸透し、大ヒットを記録しました。また、春の選抜高校野球の入場行進曲にも起用されて、松崎しげるを語るときに外せない楽曲となりました。
「ワンダフル・モーメント」は、21枚目のシングルで松崎しげるさんも出演していたドラマ『噂の刑事トミーとマツ』の主題歌として起用された楽曲でもあります。作詞は三浦徳子、作曲は、佐瀬寿一のコンビで製作されました。
作詞家の三浦徳子さんは、アイドルソングの作詞ではこの当時全盛を極めており、作曲家の佐瀬寿一さんは『およげたいやきくん』の作曲者として知られていますが、楽曲のインパクトは薄かったようです。
しかしながらこの曲で第9回東京音楽祭、世界大会に出場銀賞を獲得しています。
まとめ
今回は松崎しげるさんを掘り下げてきましたが、歌手としての評価はとても高く、左利きでギターを弾くと言う事で世間でも注目を浴びています。ギターは、大抵右利き用で作られているため1弦が上に来るようにギターを持って演奏する形になります。
ギターのTAB譜を見るときも読み方がすべて逆になると言う不都合があります。松崎しげるさんはそれを苦も無いようにして弾いていますが、右利き用で作られているため相当な苦労を積み重ねたと思います。
また、エンターティナーとしても評価が高く昔西田敏行さんと二人でバラエティー番組をやっていたことも有り、その番組の中で即興ソングを作るなど音楽性の高さを伺わせます。最近では自分の肌の特徴である黒を生かして黒フェスがスタートしたと言うのも面白いところです。