ひがしのひとしの死因とフォークシンガーとしての評価。「ハナゲの歌」「屁負比丘尼」の誕生秘話は?
今回はフォークシンガーのひがしのひとしさんを色々な角度から掘り下げて行きます。
プロフィール
- 氏名 ひがしのひとし(本名 東野人志)
- 生年月日 1948年
- カテゴリー フォークシンガー
死因とフォークシンガーとしての評価。「ハナゲの歌」「屁負比丘尼」の誕生秘話は?
2014年5月14日に肺炎のため死去しました。2011年のデータですが肺炎は、ガン、心臓病に次いで第3位の死因です。特に介護を受けているような人には発症リスクが高い病気と言われており、ひがしのさんも66歳で死去されているので丁度肺炎を発症しやすい世代だったのでは無いかと思われます。
続いてはひがしのひとしさんのフォークシンガーとしての評価について書いて行きます。京都でフォークシンガーとして活動していたのですが、ひがしのひとしさんの知名度はとても低く知る人ぞ知る存在。
また後に触れるハナゲの歌などのインパクトのある歌がある物の、全国的知名度は上がることはなかった。当時フォークソングを聴いていた人が後から振り返ると良い曲があったなという感じだと思われますね。
続いてはひがしのひとしさんの楽曲「ハナゲの歌」「屁負比丘尼」について書いて行きます。
「ハナゲの歌」はソルティーシュガーがカバーしてリリースした作品です。ひがしのひとしさんバージョンについてはタイトルが変わり鼻毛の伸長度に関する社会科学的考察と言う
タイトルでした。
曲の内容は鼻毛が伸びると言う当り前な感じの歌ですが、大気汚染で鼻毛が伸びていると言うニュースに着想を得て、この曲を作ったようです。歌詞の内容を読むと単なるくだらない歌なんですが、着想の真意が解るとなるほどって感じの歌ですよね。
続いては、「屁負比丘尼」についてです。1977年のアルバム『初めてのシャンソン』に収録されている曲です。へおいびくにというのは、お姫様がおならをしてしまったときに自分がしたと身代わりになる職業の事です。
江戸時代にあった職業で、現在ならあまり考える事が出来ない職業の一つですね。それだけおならは恥ずかしい事という、認識が強い時代だったんだねという事を考えてしまいますね。
現在でもおならは恥ずかしい事とはされていますが、代わりにおならをしなければならない程恥ずかしい事ではなくなりましたね。残念ながらひがしのひとしさんがどの様な歌詞を書いていたのかが解らないので歌の内容については解りません。
まとめ
フォークソングってやっぱり何かの主張を持って楽曲を作ると言うことがよく解りますよね。今回ひがしのひとしさんの記事を書いてみて解りましたが、ハナゲの歌の完成課程が少し面白かったですね。
新聞から着想を得て、歌詞を書いて行った。その結果シンプルな歌詞となり単なるハナゲが伸びる歌となりましたが。その裏側の真意は聞かないと解らないそんな感じを受けました。今の時代でも違うところに着想を受ければ面白い歌は出来上がってくる可能性はありますよね。
現代でも良い歌を歌っているのに評価されていないという歌手やバンドは沢山いるので、どこかでしっかりと評価されるように発表の場所をつくって欲しい物です。しかしながら売れる音楽しか取上げられない状態が続いており中々厳しいですね。
やはり芸術でもお金は稼げないものは相手にされないというのが世の常なんでしょうか?そんな音楽や芸術でも主義主張がちゃんとあれば、人に届くのでは無いかと考えてしまいますし、そうでなければダメな感じがします。
もうフォークソングという、ブームは来ないかもしれませんね。というのも楽器を持って何かを表現するという事は無いかもしれませんが、また別の形の物で表現するという物は増える可能性がありますね。
ひがしのひとしさんについては、ある意味斜めから物を見られる数少ないミュージシャンの一人だったのでは無いかと思います。