小野香代子の現在。結婚してる?「さよならの言葉」「気まぐれでいいのに」の誕生秘話は?
2021/03/08
謎のシンガーソングライター小野香代子さんを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- 氏名 小野香代子
- 生年月日 ?
- カテゴリー ポプコングランプリ受賞者
現在。結婚してる?「さよならの言葉」「気まぐれでいいのに」の誕生秘話は?
調べてみましたが、現在音楽活動を行っているのかは解りません。と言うのもこの小野香代子さんというシンガーソングライターは1977年に行われた第13回のポプコンでグランプリを獲得するもその後レコードデビューをせずに留学してしまったので実際はレコードデビューをしていない珍しい歌手なのです。
そのため現在の活動はおろか日本に戻ってきているのか?やまだ留学先にいるのかなど全てが謎に包まれた歌手です。そのため結婚しているのかと言うことも解りませんでした。自分の唄が世間に認められるか試してみたかったが、芸能活動をする気は無かったと言うことなのかもしれませんね。
ではその後小野香代子さんの楽曲「さよならの言葉」がどの様な運命を辿っていったのかについて掘り下げて行きます。上記にも触れたようにせっかくグランプリを受賞したのにデビューシングルをリリースしなかったので曲自体が宙に浮いた状態となりました。
丁度その頃既にデビューしてブレイク直前の八神純子さんがいました。「さよならの言葉」を歌わせる計画がヤマハ内部で持ち上がり4枚目のシングルとしてリリースされました。八神純子さんも売れていないのでヤマハに文句を言うことも出来ずにそのまま唄うことになりました。
それも当時のヤマハのディレクターからワルツを歌った方が良いと言われてだめ押しされた状況でした。実際に歌唱してレコードも発売されましたがレコード自体はほとんど売れず本人も嫌々唄っていたのでヒットするわけがありません。小野香代子さんも八神純子さんも特に悪いわけではなく単なる会社都合による楽曲リリースとなりどちらも犠牲者なのです。
これにより八神純子さんも、一時売れていない歌手というレッテルを貼られそうなピンチを招く事になりましたが、5枚目の「水色の雨」その後9枚目の「パープルタウン」が盗作疑惑があったものの売れたことで持ち直しブレイク期を迎えてヒット歌手となりました。
小野香代子さん自体は留学しましたが、ヤマハとしては残っている楽曲をどうにかしないといけないという大人の都合がそこに働いていました。これは現代の芸能界においてもあり得そうな事象です。
続いては「気まぐれでいいのに」この曲も八神純子さんがカバーしており、デビューアルバムの思いでは美しすぎての中に収録されています。この曲も「さよならの言葉」と同じような理由で歌唱したのかもしれませんね。
もしブレイクしていたらヤマハに強く文句を言うことも出来たのですが、業界キャリアも浅いので反論の余地がない中でやっとのアルバムリリースという状況で色々と受け入れられない部分もあったと考えてしまいます。
今でもミュージシャンとレコード会社の関係性からいえば、レコード会社の方が強いのでレコード会社移籍でもすれば非公認でベストアルバムやコンピレーションアルバムがリリースされてしまうケースもあります。
それは、レコード会社に予算があってそのアーティストに売上げを達成して貰う事が必要なのでそのような行動に出てしまいます。これは企業なので仕方が無いのかもしれませんね。
小野香代子さんの楽曲もヤマハにとってはどうしても世間に出したい曲であることは間違いないのですが歌う人間がいないのでたまたま若手の八神純子さんがお鉢が回ってきたという結果なのかもしれません。
まとめ
グランプリを取るもデビューしないという珍しいシンガーでしたが、こういう形も有りは有りかもしれません。誰もがグランプリを取れたらデビューしてセールスを背負わされると言うのも誰かが作った常識であって本人の意向を最大限尊重するのも良いことだと思いますね。