雪村いづみの現在の活動と歌手しての評価。「想い出のワルツ」「ひこうき雲」「虹」の誕生秘話は?
3つの時代を生き続ける伝説的歌手雪村いづみさんを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- 芸名 雪村いづみ(本名 朝比奈 知子)
- 出身地 東京都 目黒区
- 所属事務所 ミュージックオフィス合田
- 所属レコード会社 ビクターレコード
- 活動開始 1952年
- カテゴリー 歌手、女優
現在の活動と歌手しての評価。「想い出のワルツ」「ひこうき雲」「虹」の誕生秘話は?
雪村いづみさんの現在の活動と言っても、最近は公の舞台には出ておらず2017年に配信限定アルバム『TOO YOUNG -The Session 2017』、『スター☆デラックス これでわかっちゃう!いづみ入門』、『雪村いづみのすべて ~想い出のワルツ~』を立て続けにリリースしました。
実は、2017年の時点で芸能生活65年を迎え年齢80歳と言う事で記念して作品をリリースしました。さて、続いては歌手としての評価について書いていきます。
歌手としての評価を語るとすると、美空ひばりや江利チエミと比較されてしまいます。美空ひばりは、『川の流れのように』、『真っ赤な太陽』、『リンゴ追分』等のヒット曲があります。江利チエミさんは『テネシーワルツ』があります。
これに対して、雪村いづみさんは、後に触れる「想い出のワルツ」を初めヒット曲は多数存在しますが、前に触れた二人と比べると存在感がイマイチ薄いですが、80歳を超えても歌えると言う事は歌手として体調管理を続けてきたという証だと思います。
現役で歌い続けられて居るので、もはや生きた伝説とも言えますし今後、新しい誰かとコラボレーションし、ヒット曲を生み出す可能性も否定できません。今後の活動に期待したいと思います。
ここからは雪村いづみさんの楽曲「想い出のワルツ」「ひこうき雲」「虹」について書いて行きます。「想い出のワルツ」はデビュー曲でTill I Waltz Again with Youのカバー曲です。ビクターレコードからデビューし戦後最短でスターになり世紀に一人のシンデレラと呼ばれました。
「ひこうき雲」は、松任谷由実さんが荒井由実時代に、雪村いづみさんのために書き下ろした提供曲で、1971年にレコーディングしましたが、制作の都合でリリースはされず1990年にカモン・バックというアルバムに収録して日の目を見ました。
世間的には松任谷由実さんのアルバムに収録されていた曲として有名です。レコーディングは雪村いづみさんの方が先ですが、世の中に贈り出したのは松任谷由実さんが先という順序になっています。
大人の都合でリリースが遅れた名曲と言えます。楽曲のアレンジも松任谷由実さんの方はポップス寄りのアレンジで、雪村いづみさんの楽曲は演歌歌謡曲よりに仕上がっています。
これは意外と知られていないので、今回この記事を書くにあたり知ることが出来たのですが驚きでした。
「虹」は、正式タイトルを虹~Singerであり、作詞作曲はさだまさしさんが担当しました。歌の内容は今まで歌手として活動してきた自分自身に対するメッセージソングであり、さだまさしさんが雪村いづみさんを思い書いたという曲です。
まとめ
今年で芸能活動68年という生きる伝説というイメージです。最近は表舞台に出ていないので活動状況はどうなっているのか?と思っていましたが、現在もビクターレコードと契約が残っており2017年のベストアルバムや配信も行われました。
歌手は自分が思っているような声が出なくなったら、例えファンの人から求められても歌う事を辞めてしまう人が多いです。それは、自分の良い状態を知っておりそれを少しでも外れると歌えないと言う状態になり活動休止となっている歌手の人も多いです。
また、現時点で芸能事務所とも契約があるので依頼を出すと、ライブやテレビ番組に出演する可能性があります。昭和の20年代のことなど我々が教科書でしか学ぶことが出来ませんので実際に語って貰う事で時代の継承にも繋がると思います。
昭和歌謡に詳しい人も芸能界には沢山いますが、やはりその時代を実際に生きて感じた人の言葉に勝つことが出来ませんので、その辺りの活動を期待します。