ザ・ゴールデン・カップスの現在。メンバーは何してる?「長い髪の少女」「過ぎ去りし恋」「本牧ブルース」の誕生秘話は?
音楽的センスが高いGSグループ ザ・ゴールデン・カップスを色々な角度から掘り下げていきます。
プロフィール
- グループ名 ザ・ゴールデン・カップス
- カテゴリー GSグループ
- 活動期間 1966年 ~ 1971年、2003年
現在。メンバーは何してる?「長い髪の少女」「過ぎ去りし恋」「本牧ブルース」の誕生秘話は?
2017年にフジロックに出演以後、活動を行っていません。かつてのメンバーが次々に他界しているため活動は困難という状態にあります。次にメンバーは何をしているのかについて書いて行きます。
デイブ平尾 ボーカル
2008年11月10日に他界、食道がんの療養中に心不全でした。
エディ藩 ボーカル
現在の音楽活動は不明です。
ルイズルイス加部 ベース
2020年9月26日、多臓器不全で他界しました。
ケネス伊東 ギター、ベース、ボーカル
1997年3月2日に他界、死因は不明です。
マモル・マヌー ドラムス兼ボーカル
2020年9月1日 心筋梗塞で他界しました。
ミッキー吉野 オルガン、シンセサイザー、キーボード
ゴールデンカップスを1970年に脱退後、バークリー音楽院卒業。その後、ゴダイゴに加入。違法薬物で2度の逮捕暦を持つ、映画音楽などを担当し順調に活動しています。
林恵文 ベース
現在の活動は不明です。
アイ高野 ボーカル
2006年4月1日、急性心不全ため他界しました。
柳譲治 ベース、ボーカル
後に柳ジョージとレイニーウッドを結成し、『雨に泣いてる』、『フェンスの向こうのアメリカ』、『さらばミシシッピー』等のヒットを連発しましたが解散。その後、ソロに転身『バーニング』、等のヒットを記録しました。
ステージでもビールを飲みながら、演奏していたのが印象的でした。 2011年10月10日 腎不全で死去。ストラトキャスターがトレードマークでありサングラスをかけてメディアやステージに立つことが多く、独特の声が印象的唯一無二の声とも称されました。
また、若手ミュージシャンとのコラボレーションも多く、ソロ楽曲も色々なミュージシャンが作曲を担当しています。
ジョン山崎 キーボード。
現在ホノルルで牧師として活動しています。
多くのメンバーが他界しており、バンドとしての活動は出来ない状態にあります。ここからはゴールデンカップスの楽曲「長い髪の少女」「過ぎ去りし恋」「本牧ブルース」について書いて行きます。
「長い髪の少女」は3枚目のシングルで、橋本淳、作詞、鈴木邦彦、作曲のコンビで製作されオリコン14位に入りヒットソングとなりました。売れることを意識して書いた物のようで目論見通りでした。
「過ぎ去りし恋」作詞、ケネス伊東、作曲、エディ藩、編曲、村井邦彦のトリオで製作されましたが、バラード曲だったため一気にブレイクして売れていくタイプの曲ではなく世間に徐々に浸透していくタイプの曲です。
そのためオリコンチャート89位が最高位となりましたが、楽曲自体は完成度が高いと思います。「本牧ブルース」作詞:なかにし礼、作曲・編曲:村井邦彦のコンビで製作され前作よりも売れてオリコン50位が最高位でした。
まとめ
今回はゴールデンカップスを掘り下げてきましたが、すでにメンバーがかなり他界しておりバンドとして活動することは困難です。年月を重ねると致し方ないことだといえます。しかしながらGSグループだったので本来自分たちのやりたい音楽よりも世間の風潮に合わせる形になったので活動し辛い部分もあったかもしれません。
しかしながら、メンバーの仲には後にソロボーカルとして活動しヒット曲を出す柳ジョージさんやミッキー吉野さんがいるため、演奏技術や音楽センスは相当高いグループだったのではないかと考えています。
火事による機材の消失でバンドが解散し、その後メンバーはいろいろな方向へと進んでいくのです。なんとなく運命的なものを感じてしまいますね。沖縄のディスコで火事が無ければ今もバンドは活動を継続していたと思います。